ムラナカ日記

内面への沈潜。

気持ちを楽にもつには

不思議なもので、彼女のことはもう諦めようと一旦認めてしまうと、急に気持ちが楽になってくる。苦しいのは振られたことではなく、諦めたくないという気持ちと、もう無理なのかもしれないという迷いの中で巻き起こる、葛藤なのであろう。

自分の限界を認めてしまうことは、気持ちを楽にもつ上で非常に重要な能力である。また意外かもしれないが、物事をうまく運ばせるためにも大変重要な要素でもある。これは恋愛に限らず、仕事や勉強においても通ずるものであると思う。

勉強や仕事でうまくいかないとき、努力家の人ほど努力が足りないからだと自分を責めてしまう。それでもうまくいかないと、自分の能力に幻滅し、ひどい時には心を病んでしまうのではないだろうか。そんな連続で心に負担をかけるばかりでは、うまく行かせるためのアイデアさえも浮かばなくなってしまう。

物ごとがうまくいかないとき、私はつねづね「まぁ、自分はこんな程度だから仕方ない。むしろここまで頑張ったんだからすごいじゃないか。」と、自分のことを褒めるようにしている。すると不思議と景色が開けてきて、意外な進展があったりする。もっともこれは、絶対にうまくいくという確証があるわけではないが。自分の能力の限界を認めてしまったときに意外な進展があるのは、肩の荷が下りて遠くまで見渡せるようになるからなのであろう。

自分の能力の限界を認めることは諦めに似ているかもしれないが、私の場合はそれとは明確に異なっている。むしろ戦略的撤退、作戦の変更のためのターニングポイントである。

これは私が学部時代にみつけた処世術であるが、先日ある本を読んでいたときにほとんど同じ話が書かれていて、やはり自分は間違っていなかったのだと嬉しくなった。せっかくなので、ここで紹介することにしよう。

 

幸・不幸の分かれ道 考え違いとユーモア

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