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ムラナカ日記

内面への沈潜。

小雪ふる比叡山

今日は5日ぶりに自炊をした。今日まで自炊がままならなかったのは、忙しかったからというのもあるが、正直に言えば、一人で食べるのが心細くて家で食べる気にはならなかったからである。

5日ぶりの食事。ホッケに里芋の煮物。あとは無性にお雑煮を食べたくなったので、味噌汁の代わりにお雑煮も作った。

やっぱり自分のご飯のほうがうまい。あとは、一緒に食べてくれる人さえいれば…。

話は変わるが、この一週間で京都は一気に寒くなった。朝はエアコンなしではつらいし、水道の水も思わず声を上げてしまうほどにつめたい。この冷たさでは、お皿についた肉の油汚れは落ちない。

木曜日の朝、洗濯物を干そうとベランダに出ると、さらさらとした雨が降っていた。「なんだ、お天気雨か」とあたりを見渡すと、遠くのほうにいつもとは違う趣の比叡山が目に映った。雪をまとっていたのである。

雪の積もった比叡山は初めて見た。大文字山から比叡山にむかって尾根伝いに伸びる山々はいつものように茶色く枯れた色をしていたが、そこから比叡山に至ると、ある高さのところで突然色が変わり、あたかも水墨画に登場するような姿がそびえていた。大学院入学で京都に引っ越してきて以来、何度も彼の姿は見てきたが、これほどまでにじっと黙った姿は初めて見た。

京都という土地は本当に面白いところであると思う。とりわけ面白いと思うのが、街と山の距離が非常に近い点である。これだけの都会でありながら、川の水は東京とはくらべものにならぬほどきれいで澄んでいる。京都市が非常に大きいからというのもあるが、市内にスキー場があるというのも面白い。

京都に引っ越してきてまだ数か月。これからも面白い京都が発見できそうだと思ったら、少し元気が湧いてきた。